地元の桜祭りに行きました。会場は山の上の神社。この季節は家の窓から神社でお祭りの提灯が灯っているのが見えるので、お祭りの日がなんとなく待ちどおしい。

お祭りでは甘酒が飲めたり、地域の人が参加できるカラオケ大会やビンゴ大会があって、お年寄りから子供たち、元気なちいさい犬やおしゃれな大きい犬まで桜の下にたくさんあつまる。

毎年お祭りの最後に抽選会があり、名前を書いた紙を入れると景品が当たる。抽選の時間が来たら箱の中にスタッフさんが手を入れて、引っ張り出した紙に書かれた名前を読みあげるというシンプルな抽選方だ。該当者は、その場にいれば、挙手して景品まで駆け寄る。初めて参加した去年は、「個人情報丸出しだ〜!!」と戦慄したが、今年は名前を呼ばれるのが楽しみでずっとわくわくしていた。すこしだけ肌寒い春の日の午後に、みんなが体を揺らしながら名前を呼ばれるのを待っている。きっと同じ気持ちだろう。まさに地域のお楽しみ会だ。

風がつめたいと、早く!どんどん次のを読んで!という気持ちになってしまうのだが、今年は盛り上げ上手な地元の託児所のスタッフさんが来てくれていて、会場は笑顔に溢れ、かなり盛り上がった。子供たちも奇声をあげたり叫んだりしながら景品の乗ったテーブルに齧り付いていて、微笑ましかった。スタッフさんが最初の一文字を読み上げる。名前の頭文字が自分と重なった子の付近から歓声が上がる。一緒に来ている友達が騒ぎ立てている。本当に自分が当選したとわかると、ぎゃーぎゃー言葉にならない騒ぎ声を立てながら人の波を掻き分け掻き分けやってくる。かわいいね。

そんなこんなで、私も軽めの景品が当たりました。来年もまた桜の下でどきどきわくわくしたい。楽しみだな〜。▲CLOSE