いぬのメンテナンス

テディがきらいなもの!人間の手!特に前脚を触ろうとする手。
今日は嫌がって身をよじるテディを押さえつけ、毛刈りを行いました。

天気予報によると、もうすぐ夏が来る(!?)。本格的に暑くなる前に、テディの毛を切ってあげないといけない。プードルには換毛機がないので、ほっとくと毛が伸び続ける。

普通の犬は、トリマーさんの手にかかると大人しく切らせてくれるらしいんだけど、テディは反逆の意思が強すぎるので出禁になった。テディも羊みたいに、毛皮をするんと脱げたらいいのに。

力はいるし、姿勢もきついしで過酷な仕事だ。テディはめちゃくちゃ噛むからね。でも毛が長すぎると部屋の中で滑るし、爪で怪我をするかもしれないので、がんばってやる。トリマーさんってすごいよなあ〜。

ひっくり返したら大人しくなる羊と違って、テディは捕まえるのも一苦労。
ハサミを見ただけで察して逃げ回る。腕を広げて追い詰めるとタックルする。やっとの思いで捕まえると噛みついてくる。無理やり引っ張って抱き抱えると、げほげほ苦しそうに咳き込んじゃう。心配なのでいつも横向きに寝かせる…。それからそっと脚に触ると、ぐいんぐいん動かす。落ち着け!!!!!

そのような状態で毛刈りをしています。
いっぺんにはできないので少しずつ。体の右半面、左半面、さわれそうなところから徐々にやる。

冷蔵庫に貼ってあるホワイトボードに、毛刈りの進行状況が書いてある。今日は3分の1くらいはできた。

やり切ったとは言えない出来だけど、テディが被害者みたいにひんひん鳴くので、泣きたいのはこっちだよとか言いながら解放する。テディは飛び起きて、一目散に逃げていく。残るのは力の入らなくなった腕と、悲しみ。

切った毛と道具を片付けて、頑張って耐えたテディにはご褒美のおやつが支給される。おやつの袋が開く音だけで駆け寄ってくるテディ。手のひらから奪い取るように食べると、再び人間から距離を取る。ああ!かわいいね!歪なモフモフをまとった賢い犬!尊い命!!

茶色い毛の隙間から覗く丸い瞳。真剣にこちらを見つめて、もうハサミを持ってないかどうか遠くから観察している。しばらくの間は近寄ってこない。でも安心して近づいたら、また捕まる。

今日は手が疲れたから明日以降だけど、残りの3分の2の毛が刈り取られるまでがんばろうね。

歪なモフモフ姿は個人的にはとても可愛いくて好きですが、もしお散歩の時に外の人々に見られて、「なんて格好させてるんですか?いじめですか?」と言われるのが怖いので、だいたい短期決戦で行われます。

みんなも夏の準備、がんばって進めましょう。▲CLOSE