#感想
森見登美彦「シャーロックホームズの凱旋」読んだ

勝手に有頂天家族を期待してしまっており、読んでみたら四畳半神話大系の感じだったので、不思議空間に誘われて混乱しつつも読むの楽しくて一気読みしちゃった。自分がシャーロックにも京都の街にも詳しくないので、頭の中で映像化できなくて流し読みしてしまった感がある。うまく読めたのか自信がない。それも含めてずっと、現実と夢の狭間みたいな曖昧さがあっておもしろかった。でも推理小説ではないので曖昧さが許せる人向けかも…。まあ推理小説も「???」ってなるときはなるよな〜。ミステリーという言葉の定義の広さを思う。

竹林の広場でお月見しているシャーロックとマスグレーヴのお兄さんたちのシーンがいちばん好きだ。生活の中にも夢のような一瞬があるよな、と思った。▲CLOSE