#感想

ティム・バートン&ダニー・エルフマンの映画音楽コンサート
行きました!

ざっくりメモ
  • まず舞台の上に150人くらい人がいるのがすごい。映画見てる時は物語に没入しちゃうから忘れがちなことだけど、こんなに大勢の人が集まって、一人一人が自分の仕事をきちんと果たして、一つの複雑なハーモニーを作り上げているんだという目の前の事実に感動する。ヴァイオリンやトランペットの方々が指揮に合わせて一切に楽器を動かす仕草とか、本当に美しかった。音楽自体は目に見えないけど、奏でている人たちの動きを見ることはできるし、それを直接目の前で見るのってこんなに感動するんだ〜と思った。全体がひとつの生き物のようだったなあ。


  • 「ウェンズデー」:チェロとオルガンかっこよかった〜!不気味さと強さの響く低音が好きすぎる
  • 『ビッグ・フィッシュ』:このフィドル(?)好きだ……映画見た時はあんまりわからなかったけど、まとめて聴くとやはりこの作品の音楽だけフォークっぽいというか、ケルトっぽいナチュラルな透明感がある気がする……希望と哀愁の両方があった……。
  • 『バットマン』:迫力あってめっちゃよかった。バットマンは他のシリーズもあるから音楽性の違いがわかって面白い〜。ティム・バートンの世界観に合ってるんだよなあ……好きだ…。
  • 『アリス・イン・ワンダーランド』:コーラスがすごくよかった。合唱隊が20人ぐらいいて、メインの旋律は小さい男の子がボーイソプラノとして一人で歌っていた。出てきた時は表情がカチコチになっててみてるこっちが緊張したけど、口開いたらあまりにも美しい声でびっくりした……! 最後まで歌い切って偉かったね…!! すごかったよ…!! ていうか君は何者なんすか……!? あとアリスは運命を背負いし戦士なので、巨大な太鼓の低音がドカドカ響いていたのも興奮しました。ビッグ・ヘッドたおせ!になった。

演出
 コンセプトアートと映画の映像を流してくれてて、世界観に入り込めた。スパーキーの絵、申し訳程度に生えた手足がラブリーすぎて釘付けです。あと絶望中のジャック(サンディクローズのすがた)……。ゼロの裾(?)で涙を拭ってるのかわいい……二人とも全く同じ顔で悲しそうにしてるのかわいすぎではありませんか?

ゲスト
  • ゲストヴァイオリニストのサンディ・キャメロン の演奏がすさまじかった……。激流のような音楽で、手元早すぎて何が起きてるか全くわからない。一音一音が強烈で、でも美しく調和が取れていて、エモーショナルで……。弾いてる最中の動き方も生命力全開でかっこよかった。プロのヴァイオリニストってすげ〜。(小並感)
  • ダニー・エルフマンによる本物の「and I, JACK! the pumpkin king !!」を聴けてうれしすぎる。この瞬間を待っていた。一通り全て歌ってくれた気がする。「WHAT's THIS?」のテンションの上がり方がすごい。感情込めて身振り手振り歌ってくれるしファンに対するサービス精神が眩しかった。陽気な方だなあ……。

そのほか
 国際フォーラムって、オーケストラのコンサート聴くのに適してるのかな…!?とおもった。S席だったしよく聴こえたけど、マイクで拾ってる音をスピーカーで聴いてるようで、音圧も感じなくて、正直もったいないかも…と思いました。直近で音圧ビリビリ感じてうおあああ!となったみなとみらいホール のコンサートの記憶を引っ張り出すと、国際フォーラムよりははるかに小さかったけど、あっちは天井がすごく高くて広かった。会場が専用かどうかで聴こえ方にかなり差が出るんだなあ。会場の形のことなんか全然気にしてなかったから学びになった。音響の設定ってむずかしいんだろうなあ……。



全体通してすごく楽しかった〜!復習していって正解だ! 映画の映像が流れたら絶対そっちに釘付けになっちゃうから……! でも弾いてる人たちの手元もっと見たかったな〜。どんな楽器があるのか知りたかった。『マーズ・アタック!』のUFOの音とか笑 あれはシンセだったのかな〜? それともそういうUFOみたいな音が出る楽器があるのだろうか……。▲CLOSE