Log 『スタントマン 武替道』(2024) みた 熱い気持ちはわかるけど、主人公が好きになれず…。言ってることも無茶苦茶で、なんかちょっと怖かったな…というのが正直な感想だ〜。この無茶苦茶さが迫力で、香港映画への愛というなら良いのかも。 ▼MOREスタントものって、コメディ寄りにしないとリアリティがありすぎて怖くなるのかもしれない。『蒲田行進曲』とか『フォール・ガイ』もそうだけど、コメディだから笑って観れるというか、ベースが笑えるから「主人公が怖くても痛くても頑張る」姿に感動できるんだなあと思った。今回の主人公はスタントマンではないので型が違いそうだけど…。 途中までは「腕はあるけどこだわりすぎて人命軽視するアクション監督とスタントマン志望の誠実な青年ロンの凸凹コンビが工夫して業界に新しい風を吹かせかっこいいアクション映画を撮る話」なのかなと思って見てたんだけど、時が進むにつれそうではないとわかった。「自分や香港映画の過去の栄光に固執するアクション監督が家族や仲間に犠牲を強いてきたことに、全てを失ってからやっと気づく話」みたいに見えた。 「日和ってないで命かけて真剣に映画撮って香港魂を呼び戻そうぜ!!」っていうのはわかるし、言ってることはかっこよかった。アクションもたくさんあるし。でも主人公のサムさんの描き方がめちゃくちゃキツイ…。「人命軽視の人殺し監督」というセリフが出てくるけど、ラスト付近までずっとその通りなのはつらいよ。全然反省してないな。一般人巻き込んで怪我させた次のシーンで一人幸せになろうとしたりするし、「まずは謝罪と反省だろが!!」というのが最後のシーンまで続いてしまってもやもやしちゃった。もっとはやくあの飛び降りシーン持ってきて、態度をあらためて欲しかったなあ…ロンと一緒だったらできるでしょ……。命をかけなくてもいい方法を模索してくれよ…と思ってしまったが、香港魂というのはそういうものではないのかもしれない。わからない。 サムがやばすぎるので、なんだかんだ彼を尊敬し続けるロンにも不信感が募るし、ワイにも「どうしてそいつを甘やかすの!?死人が出るぞ!!!死人が出てもいい映画になればそれでいいとみんな思ってるの?少なくともワイとロンは違うよね…!?違うって言ってたよね!?」になってしまいわからなかった。 一番好きだったシーンは、サムがカム先輩のお家に行って奥さんにど叱られるとこ…。奥さんだけが気持ちを代弁してくれた。しっかり意見言ってかっこいいだけじゃなく、もうほんとにブチギレててめちゃくちゃ強く出てる感じがすごいよかった。殺すぞ!!って感じだったよ。惚れるて。二人の隣に座って猛然とご飯食べる姿もほんとにカッコよかった。映画は命をかけなきゃ面白くない、みたいなこと言って周りを犠牲にし続けてきたサムと、毎日しっかり食べて生きていくことを必死にやってきたカムの奥さん、みたいな対比が美しかったよ…。お前らのこだわりとかプライドとか全部どうでもいいわ!!みたいな感じで…その通り過ぎるんだよな…。 香港アクションを愛するが故に、時代に取り残されて、それでも命を張ることの迫力を映画に刻み込みたい男の、香港映画への愛みたいなものだったのかな。だとしても主人公が好きになれないのでストレスが強いけど…。ホラーに近い印象だったよぉ…。 というわけで私はあんまり刺さらなかったけど、アクションはすごかったし、迫力があってリアルだったから怖かったとも言える。九龍城砦の二人もすごかった。特にフィリップ・ン…。最初気づかなかったけど、なんかもう体幹とか見てるだけで「え、このひともしかして硬直のひと…?」ってなったもんな…。香港映画、このまま勢いに乗っていっぱい劇場にかかって欲しい……。 #感想 #映画 ▲CLOSE
『スタントマン 武替道』(2024)
みた 熱い気持ちはわかるけど、主人公が好きになれず…。言ってることも無茶苦茶で、なんかちょっと怖かったな…というのが正直な感想だ〜。この無茶苦茶さが迫力で、香港映画への愛というなら良いのかも。
スタントものって、コメディ寄りにしないとリアリティがありすぎて怖くなるのかもしれない。『蒲田行進曲』とか『フォール・ガイ』もそうだけど、コメディだから笑って観れるというか、ベースが笑えるから「主人公が怖くても痛くても頑張る」姿に感動できるんだなあと思った。今回の主人公はスタントマンではないので型が違いそうだけど…。
途中までは「腕はあるけどこだわりすぎて人命軽視するアクション監督とスタントマン志望の誠実な青年ロンの凸凹コンビが工夫して業界に新しい風を吹かせかっこいいアクション映画を撮る話」なのかなと思って見てたんだけど、時が進むにつれそうではないとわかった。「自分や香港映画の過去の栄光に固執するアクション監督が家族や仲間に犠牲を強いてきたことに、全てを失ってからやっと気づく話」みたいに見えた。
「日和ってないで命かけて真剣に映画撮って香港魂を呼び戻そうぜ!!」っていうのはわかるし、言ってることはかっこよかった。アクションもたくさんあるし。でも主人公のサムさんの描き方がめちゃくちゃキツイ…。「人命軽視の人殺し監督」というセリフが出てくるけど、ラスト付近までずっとその通りなのはつらいよ。全然反省してないな。一般人巻き込んで怪我させた次のシーンで一人幸せになろうとしたりするし、「まずは謝罪と反省だろが!!」というのが最後のシーンまで続いてしまってもやもやしちゃった。もっとはやくあの飛び降りシーン持ってきて、態度をあらためて欲しかったなあ…ロンと一緒だったらできるでしょ……。命をかけなくてもいい方法を模索してくれよ…と思ってしまったが、香港魂というのはそういうものではないのかもしれない。わからない。
サムがやばすぎるので、なんだかんだ彼を尊敬し続けるロンにも不信感が募るし、ワイにも「どうしてそいつを甘やかすの!?死人が出るぞ!!!死人が出てもいい映画になればそれでいいとみんな思ってるの?少なくともワイとロンは違うよね…!?違うって言ってたよね!?」になってしまいわからなかった。
一番好きだったシーンは、サムがカム先輩のお家に行って奥さんにど叱られるとこ…。奥さんだけが気持ちを代弁してくれた。しっかり意見言ってかっこいいだけじゃなく、もうほんとにブチギレててめちゃくちゃ強く出てる感じがすごいよかった。殺すぞ!!って感じだったよ。惚れるて。二人の隣に座って猛然とご飯食べる姿もほんとにカッコよかった。映画は命をかけなきゃ面白くない、みたいなこと言って周りを犠牲にし続けてきたサムと、毎日しっかり食べて生きていくことを必死にやってきたカムの奥さん、みたいな対比が美しかったよ…。お前らのこだわりとかプライドとか全部どうでもいいわ!!みたいな感じで…その通り過ぎるんだよな…。
香港アクションを愛するが故に、時代に取り残されて、それでも命を張ることの迫力を映画に刻み込みたい男の、香港映画への愛みたいなものだったのかな。だとしても主人公が好きになれないのでストレスが強いけど…。ホラーに近い印象だったよぉ…。
というわけで私はあんまり刺さらなかったけど、アクションはすごかったし、迫力があってリアルだったから怖かったとも言える。九龍城砦の二人もすごかった。特にフィリップ・ン…。最初気づかなかったけど、なんかもう体幹とか見てるだけで「え、このひともしかして硬直のひと…?」ってなったもんな…。香港映画、このまま勢いに乗っていっぱい劇場にかかって欲しい……。
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