#感想
『ペーパーボーイ 真夏の引力』(2012)みた

こ!これは!1970年代アメリカ南部が舞台の青春寄りクライムサスペンスだ!健全純真青年な主人公に大人の醜い面を見せつける話だ〜!!
もちろん異様な暴力と熱気に包まれた性行為と嘔吐もある。でも話の大筋は家族愛を含むラブストーリーのような気がする。
ラストが絶望すぎるので暗い気持ちになっても大丈夫なときがおすすめ。

思ってたより恐怖を感じるシーンが多かったけど、キャスト陣が良くて全体的には楽しめた…!
マシュー・マコノヒーの良いお兄ちゃんっぷりとか、ニコール・キッドマンのバービー人形モードと母親モードのギャップとかめっちゃ良かったし、様々な感情をぶつけられるザック・エフロンの演技も良い…。

ただ、微笑ましい家族とのいちゃつきのあとに普通にみんな文字通りボロボロにされるので耐えられねえーーッ!!てなる。なに!?さっきまで見てた平和村はどこ???緩急がキツすぎる…。

特にラストシーンの3人、あまりに悲しすぎて呆然とした…。絶望…でもめちゃくちゃすてきな良カット…。ボートの2人のお洋服、沼地に映えて…これポスターにしても良いくらいだよな!(ポジティブ)

『君の名前で僕を呼んで』の純粋さと熱っぽさ、『悪の法則』の下品さと暴力に類似する印象を受けた…南部が舞台だからかな〜▲CLOSE