日記

『A.I.』(2001)
内容をぼんやりしか覚えていなかったのでこの機に見直した。冒頭に温暖化の話や、制作チームのミーティングでの「人間の責任は?」というセリフがきちんとあったね。この辺りは忘れてたから、開始5分くらいでもうじーんとしてしまった。ちゃんと…している…。

デイビットが最初にモニカの部屋に来るシーンが面白かった。扉が開いた先にいるデイヴィットのシルエットが、逆光で宇宙人のように見えるところ。ここはかなり印象的で覚えていたけど、そのすぐあとのシーンもよかった。部屋に入ってきたデイヴィットが段差を確かめる動きをしたあと、「いい床だね」とモニカに話しかけるんだよね。この段差の確かめ方で、うわあロボットだ!!っていうのが一発でわからされるという…。二重に重ねてあったんだねえ…テクニカルだな…。

旅の果てで博士と出会った時のシーンも良かった。デイヴィットの成長を喜んだ博士が今までの旅の意義を説明してくれて、観客には答え合わせというかネタバラシのシーンになっているけど、聞かされているデイヴィットは全然嬉しくない。むしろ絶望的な事実を聞かされている、というシーン…。

会話が全然噛み合ってないのがいい。ちゃんと対話できるメンタルじゃないのがわかる。博士の言葉を無視して「僕は特別なのかと思った」、と遠い目をして椅子に座ってるデイヴィット。会話とか文脈をあえてぶった斬っていくこの感じ、上手く使えると強い意志の露出みたいな感じで効果的なんだなあと思いました。(のちに短編シナリオで使ったけど誰にも気づかれなかった。意外と違和感なく読めるんだ…)

新しい映画たくさん見るのもいいけど、昔見た好きな映画を改めて見直すっていうのも新しい発見があって嬉しくなる。好きを支えているもの、構築しているものがなんなのかわかる瞬間が、きっと嬉しいんだよね。

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