#ギリヴ
鯉壱が緑露ちゃんに言われて、森の少し入ったところにある果樹園でレモンとかを収穫しているのを見たいな…。

少し背伸びして指の先だけで綺麗なレモンをもごうとがんばったり、数を数えたり、木の下から大きいのを探してうろうろしているのを眺めたい。服の裾を広げてカゴにしようとして、脇からひとつかふたつこぼして落っことしているのを見たい。途中で蜂散さんがやってきてそれを拾って、「何作るの?」と尋ね、「レモンパイだよ〜」とご機嫌に返す鯉壱が見たい。続けざまに、高いところのをとって、と平気で言う鯉壱が見たい。蜂散さんにもぎ方を教えてあげる鯉壱も見たい。2人でおしゃべりしながらレモンを持って帰って、緑露ちゃんに渡して褒められて、パイが焼きあがるまでの間にテーブルを庭に用意したりする2人が見たい。パイの上に飾るミントを摘みに庭に出てきた鯉壱が、木の上で休んでいる鳥や池の魚にレモンの皮をあげてみるところを見たいし、池の水の冷たさを確かめている間にパイが焼けるいい香りがしてきて、急いでお部屋の中に駆け込んでいくのを見たい。焼きたてのパイからあがる湯気、太陽の光を受けて輝く照り、緑露ちゃんがパイをピカピカのお皿の上に乗せて、アイスクリームを少し添えたら、鯉壱がそうっとゆっくりミントを乗せるところも見たい。鯉壱が完成したパイを、蜂散さんがお茶と食器の乗ったトレーを持ってお庭に行って、3人でティータイムをするところを眺めたい。

鯉壱はあつ森みたいな生活してるよな〜。いいよな〜。▲CLOSE