#感想
「鍋に弾丸を受けながら」、パレスチナのハルヴァの回読んで泣いた

 ハルヴァはたま〜に百貨店で見かけて買うんだけど、本場のは本当に美味しいんだろうな…。この間のヨコハマトリエンナーレでも、パレスチナのスイーツを紹介をしていた本を読んだ。食べてみたいな、と思いながら、その作り手の人々がいま、どれだけの恐怖に襲われているのか、想像して怖くて震える。
 戦争を支持しているイスラエルの人のインタビューをTVで見たけど、そのひとはホロコーストを忘れていないから悪に対しては徹底的に戦うと言っていた。どんな凄惨な過去があろうとも、それを繰り返してはならない。叩きのめして全部奪って無くすことを正当化できるはずがないと思う。正義でも善でも光の戦いでもない。
 世界中の人が、恐怖や憎しみに惑わされず、本場のハルヴァを食べられる日が来ますようにと願う。そう言えば、フランクルの弟子のエリザベート・ルーカスさんが言ってた。
 誰が争いを始めたかは問題ではない。大切なのは、誰が争いをやめる勇気があるか。誰がその争いを終わらせる力を持っているかだと。

鍋に弾丸を受けながら
こころの時代 ヴィクトール・フランクル

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