日記
『プロジェクト・へイル・メアリー』(2026)
みた 
予告は貼らないでおく。何も知らないで見た方がいい。ゴズリングが宇宙に行く。ただそれだけだ。私も何も知らずに座席に座ってた。でも、すご〜く楽しかった。以下ほんのりネタバレあるのでご注意ください。

私が行った映画館では、「光の点滅が激しいシーン注意」と貼り紙がしてあった。苦手な人は控えるか、明るい場所での配信視聴が推奨かも。もちろん映画館ならではの美しさでもあるけど、わりとしっかり喰らいます。う、うわ〜〜!!!



原作未読なので、映画版がどうとかいう話はできない…。でも小説的ストーリーテリングの巧妙さと、それをうまく映像化する脚本の技がきらきら光っている。原作未読でも煌めきを察知できるぐらい。ワンシーンずつ、後からじわじわ意味がわかるというか、ストーリーだけじゃなくて感情も、実はこう思ってたのか、みたいなのがちょうどよく染み込んでくる感じがある。しかもわかった時には次の話が進み始めているので、上映時間156分ずっと楽しかった。楽しかったという言葉を文字通りには鵜呑みにしないでほしいけど、本当に楽しんだ。

音楽のセンスが抜群に良い。わくわくするようなシーンが本当に多かった。ほんとに何も知らなかったので、ファーストシーンで「え!?」ってちょっと身構えたけど、序盤のお買い物シーンと「We・don't・know」で全てを察して安心した。これオデッセイのやつだ(映画偏差値)。あとで調べたけど、原作者さん&脚本家さんチームが同じなんですね。納得の愉快さと安心感がちゃんと存在しています。宇宙もの特有の息苦しくなるようなスリリングさの後にも、揺さぶられる繊細な気持ちの機微の隙間にも、この楽しさが待っている。ちゃんと、忘れた頃に思い出せる。この匙加減がとっても良い。このタッグにはもはや信頼感がある。

キャスティングも好きだったなあ…。ゴズリングはこういう役が本当に上手だね…。コミカルさと繊細さを併せ持つ男…。でも指揮官役の俳優さんもはちゃめちゃに良かった。『落下の解剖学』の人だよね…? ザンドラ・ヒュラー…。歌うシーンで泣いちゃったよ…。東ドイツでの生き様が想像できて…。『関心領域』こわそうで見れてないんだけどますます見るの勇気いる感じになってきた。見たさと怖さが両方ある。

あと初日夜だったせいもあるのか、客層が軒並み中年男性+シネフィルっぽい人々だったのもおもしろかった。フォロワーさんでも結構な人数が原作読んでる印象だったから、映画ももっと幅広い層が見るのかなあって思ってたけど…。スクリーン入った時、スターウォーズ始まる?って感じの雰囲気だった。SF玄人たち! そして予告で流れる『ディスクロージャー・デイ』。もうみんな初日に見る予定入れてると思う。逆に『落下の王国』は女性客がすごく多かったのをぼんやりと思い出したりした。こういう、自分以外のお客さんの様子がわかるのも、映画館の良さだよね。ああ映画館、良い良い良い。

余裕あったらまた見に行きたいな〜
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