リンクラベル...
「毎日釣り日和」 夢枕 獏 著
(公式サイトがなかったので、amazonのリンクを貼りました)

名古屋の図書館で見つけて、楽しそうだったから帰ってきて借りた本。
読み終わった。楽しかったな〜。釣りのことはほとんどわからないけど、読んでてワクワクした。出てくる用語を調べてるうちに、ちょっと釣りに詳しくなった気分。



夢枕さん、陰陽師のイメージが強かったから、釣り好きなのを知らなかった。子供みたいにはしゃいだり、悔しがったりしているのを文章で追っていると、なんだかかわいく思えてきて、くすくす笑いながら読んだ。

日本中、ときには世界の海へ川へ湖へ、魚を釣りにいそいそと出掛けていく夢枕さん。立ちはだかる天候運の悪さや自然の厳しさ、人間の手が加わって釣れなくなってしまった場所のこと、逆に人間が個体数を回復させた魚のこと。釣れたり釣れなかったりする。釣れない方が多い。でも釣れない時間の方が濃い、と言って、また竿を出す。

しかも自称初心者! 新しい趣味にのめり込んで、新しい仲間に教えを乞うて、新しい世界にどんどん入っていく行動力もすごい。すっごく楽しいんだろうなあ。私もこういう趣味を見つけたいなあ。

#感想 #本 ▲CLOSE
リンクラベル...
「アイネクライネナハトムジーク」 伊坂幸太郎 著
読んだ! 群像劇ならではの視点操作が愉快で、後半になればなるほど難しかったしおもしろかったな…。ゲームの感想みたい…。



「逆ソクラテス」のときも感じたけど、伊坂さんのおはなし、いつも面白がっている感じがあって良いなあ。お話に対して遊び心のある工夫があるというか、ルールみたいなものをお話の中でつくっている感じがある。ナハトムジークの時制のコントロールとか、特に…。

脚本を勉強すると「回想は避けろ」と言われたりするので、小説の時間が前後左右(?)に飛ぶのが難解で自由でとてもおもちろい。感情の赴くまま時を飛べるというのは、思考によく似た、しかし小説ならでは緻密さの成せる良さなんだろうなあ…。

最後の章でもある「ナハトムジーク」はとてもまとまりよかったなあ!こんなにみんなバラバラなのに、糸を通して縫い合わせるようにつなげていくのが、見てておもしろかった。繋がることの気持ちよさというよりは、そうだったんだ〜この組み合わせなんだ〜って後からわかる感じで好き。

そして三人称の勉強にもなる。これだよ!これ最初に紹介してくれよ!!になった。地の文のリズムが、途中からなぜかプロジェクトXの田口トモロヲさんで再生された。それぐらい温度の低い三人称というか、フラットで頭に入りやすい気がする。柏田道夫さんの本にも似てるけど…でもナハトムジークは群像劇ならではの定点っぽさがあったよな。

これは田口さんの声だ、と気づいたとき、田口さんをイメージすれば三人称書けるんか?!!にもなった。安易。しかし、あとでやってみよう(?)

#感想 #本 ▲CLOSE
リンクラベル...
「シナリオライターP子の七転八倒日誌」 田嶋久子著
読んだ〜。

これだけいろんな目に遭えば確かにメンタル強くなれるかも、の部分と、こんな目に遭いたくないよう!の部分がある。
脚本家さんたちってみんなメンタル鬼強いなって思ってたけど、こうやって現場で鍛えていってるんだなあ。エッセイなので読みやすかったし、親近感も湧く内容で励まされました…。

#感想 #本

たべっ子どうぶつ THE MOVIE 』(2025)
アマプラに来てたので見ました👍

思ってたよりちゃんとしてたし頑張ってた! あの立ち絵からこの話作るのすごいなあ…。でも映画としてはあんまり面白くはないなと思っちゃった。難しいですね…。

テンポが悪いのと、世界観がハリウッドのCGアニメっぽかったのが違和感になっちゃったんだと思う。もっと手書きっぽい感じだったらどうだったんだろう…。見てみたかったかも…。ポリンキーとか出てきたときもかなり沸いたので、もっとたくさん出てきてもおもしろかったんじゃないかな〜。と、言いたい放題言う。

あのおかしのパッケージからこの映画ができるのは十分すごいよなあ…。話もしっかりしてるし、パッケージみて、どの子がどういうキャラかわかるレベルにはなったので、映画化としては大成功なんじゃないかなと思いました。なんか、「たべっ子どうぶつが映画化する」っていう事実だけで、これはお祭りなんだよな…。

#感想 #映画 ▲CLOSE

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 (2026)
見た グローグーかわいい 平和な話でよかった…



ひさびさに金のかかったアトラクション映画!!って感じでよかった 音楽の圧がすごい ここってダンスフロア? グローグーは赤ちゃんなのに全然泣いてなくて、バブバブ言ってるだけで多分中身は赤ちゃんではない マンドーはパパ

スターウォーズのいいところって幅のあるゆるさがあるところなんだよな この遊びの部分でいろいろ巻き起こるというか…、今回はゆるめの方だった

とてもディズニー(シットコムの部分)を感じた ゲラゲラ笑ってやりすぎだって!と心配になってグローグーでハァァン(かわいさため息)となる劇場だった これがアメリカのエンタメだ 脳みそはいらねぇんだ!

ローグワンはガチシリアス推進力100%の一方通行最強ドラマだったけど、グローグーはドラマ自体はそんなに特殊なものでもなくて、マンドー&グローグーの日常回というか円環の話だった気がする
見た目が赤ちゃんだからある程度の安心感があった方が見れるもんね…

どんなにヤバい状況でもぬら〜っと立ち上がってくるマンドーの背中に武士道を感じる…笑 し、ずっと甲冑きてるせいか表情よりポーズの演技が多かったのも良かった

池の中からグローグーとメカニックたちを掬い上げるシーンとか水中だったもんな…人と人だったら水の上から見るシーンが多い気がするけど…ぐわっときておもちゃみてえに乱暴に小さい命をかき集めてく腕、かなり萌えだったな…

Disney+はいってドラマも見るか…

#感想 #映画 ▲CLOSE
リンクラベル...
生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ
国立新美術館でやってたので行きました

お洋服のデザインはやっぱりどれもかわいいし素敵だった。ボリュームたっぷりで大満足…。

映画衣装のコーナーも興味深かったし、ドレス以外にもファッション通信とか、森ビルの設計図とかの展示もあって面白かった。TV番組もあったんだね! メディアへの意識がめちゃくちゃ高くてすごい…。製品の露出っていうよりは、どんな回路を通ってもファッションへの愛や楽しさを伝えたい、みたいな気持ちを感じてじ〜んとした。ヴァイタルタイプの名前からもニュアンスを感じ取れる通り、森英恵さんってものすごく精力的で活動的な人だったんだなあ…。戦後の人って、ほんとすごい…。

#感想 ▲CLOSE
リンクラベル...
「パズルと天気」伊坂幸太郎 著

読了〜。短編集。よかった〜。さらっと読めるし心がじんわりなる。とくに「透明ポーラーベア」が好きだった。姉の恋人を見る弟の目線って…想像したこともなかったな…。伊坂幸太郎さんのお話は、ミステリーよりも青春ぽいやつの方が好きかも。

#感想 #本
『サンキュー、チャック』(2024)みてきた
好きな映画だった…でも一応ミステリーになっているっぽいので、予告とか見ない方が良さそう… 。事前情報なしで映画館に行こう。感動できる方のスティーブン・キングだと思っておけばいいね…!!

ありとあらゆることが絶妙なバランスでなりたっていてよかった。最近、数年ぶりにダンス再開した復帰勢としては、胸にグッとくるダンスシーンもたくさんあって、最後のシーンの余韻もここちよかった…。

見終わった後に自然と心が物語のはじまりに戻れる。最初はちょっと不気味な感じもあって怖いかもしれないけど…見終わったらこれもチャックが経験した不安、怖さなのかもしれないと思える…。一見複雑だけど、優しく循環しているような感じでよかった。

好きな子供映画の一つに入れようかな…。子供映画でいいよね…? 人生映画っていうか…。
チャックは一見すると悲劇的な人生だけど、でも自分では悲しい人生だったって思ってないし、作品もそういうふうには描いてないよね…。大きな事件はないし、不思議なアイテムが出てくるけど劇的に作用するわけでもない…。素敵な音楽にリードされるように、不安や恐怖を乗り越えながら進んでいく……。そして振り返って、人生って美しいなって自分に言ってあげるっていう…。大人になるってそういうことなのかもしれないですね…。しみじみといい作品でした…。

予告

#感想 #映画
▲CLOSE

フェリーニの『道』(1954)みた 
アマプラにきてる、し、5/10からは2週間限定配信 でyoutubeでも見れるよ。

みんな様子がおかしくて(特にジェルソミーナ)こわいよ〜っておもってたけど、見終わって今思うと、これってネオレアリズモの系譜のやつなのか? だから貧しさとか…現実に生きる人々とか…戦後のリアルみたいな…でも小石の話で喜んでるジェルソミーナの様子を見ているとなんかおとぎ話めいているような気配もある…。この綱渡りの人は現実の人間なんですか…? ザンパノいじめっぷりが常軌を逸してない…? ザンパノと過去になにがあったんだ…。

ザンパノの乱暴さや綱渡りの人の極端さを見せつけられると拒否反応が出そうになりつつ、でも同じキャラクターの中に存在している「共感できる部分」にすっと自然にフォーカスが当たっていく感じが、この映画のすごさだなあ…と思いました。
劇的なストーリーではないけど、むしろそれがちゃんと人間の話になっていることの面白さを味わえるし、事件的ストーリーではなく、情報モンタージュというか、そういう気配の運び方だったと感じる。もちろん演技の良さもあるんだろうな…。

フェリーニってなんとなくロマンティックというか、詩的なイメージがあって、ネオレアリズモはもっとハードなイメージがあったんだけど、見たところちょうど中間ぐらいの感じなのかな…。当然だけどハリウッドとは違う良さがあり、おしゃれだった。ぼんやりだけど、黒澤映画にも似てない? ファーストシーンとか…。同年代だからかな…。

#感想 #映画 ▲CLOSE
リンクラベル...
「猫でござる」柏田道夫 著

読みました🐈 脚本家さんが書く小説って、いわゆる小説家さんのリズムとは違っていろんな工夫が見てとれて面白いね…。本当はおんなじ作者さんの「しぐれ茶漬 」を読みたかったんだけど、表紙の猫のかわいさと滲み出るライトさに惹かれてついつい先に読んじゃった。頭空っぽにして読めるところ、やさしいし嬉しい…。

あらすじの、「お江戸の猫は知っている。生きる喜び、生きる悲しみ、さだめの苛酷さ、この世の情け。」が良すぎて読む前からはしゃいだ。口上だ…風情がある…。

#感想 #本